Japanese Stable CLIP を試してみた

ThinkPad X260 に Arch Linux をインストールしてみる その3 (waydroid)




これらの記事の続き、やっと本題の waydroid を導入します。これがやりたいので wayland が必要でした。
ちなみに、waydroid は Linux 上で Android アプリを実行する環境です。

AUR

wayland は、Arch のパッケージも提供されていますが、AUR での提供です。
AUR (Arch User Repository) とは、バイナリパッケージではなく、パッケージ情報が提供されれるだけ。利用者の環境でビルドしてインストールする形になります。

とはいえ、それらの手順はパッケージ化されていますので、利用する側としては環境を用意したらコマンドを実行するだけです。なので、まずは AUR を利用する環境を用意します。
これは、以下のコマンドを実行するだけです。
pacman -S --needed base-devel
なお、パッケージをダウンロードする際に git が使用できますので、git もインストールしておくと便利です。

waydroid

とうとう waydroid のインストールです。Arch のサイトにドキュメントがあります。

上記のサイトから waydroid の Package Details ページを開き、Git Clone URL: にある URL をクリックしてコピーします。
git clone https://aur.archlinux.org/waydroid.git
cd waydroid
必要であれば PKGBUILD を確認したりしますが、基本的には
makepkg -si
を実行すると、依存関係のあるパッケージをインストールし、ソースをビルドしてインストールまでしてくれます。
なお、waydroid は依存関係のあるパッケージに AUR のパッケージが含まれます。これらは自動ではインストールできないので、それぞれ git でクローンして makepkg、を繰り返す形になります。
(この辺はヘルパースクリプト?の yay を使うと便利らしいのですが、とりあえずは手動で管理することにします)

日本語入力のところで少し手間取りましたが、waydroid を動かすまででもそんなに時間がかからずにできました。

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