Japanese Stable CLIP を試してみた

android のカーネルをビルドする

Nokia 7.2 のカーネルソース が公開されましたので、ビルドにチャレンジしてみましょう。

そもそも、カーネルのビルドは gcc ではなく clang を使うことになっていたり、いろいろとわからないことだらけ。バージョン番号がぐんぐん増えてるのは知ってましたけどもね。Nokia 7.2 のソースは、

4.4.153 のようですね。
ビルドには、クロスコンパイル用のツールセットが必要です。AOSP のソースを取得していれば、その prebuild 配下にあるので、それを流用すると便利です。
もしなければ、AOSP のリポジトリから以下3リポジトリをダウンロードしておきます。
arm

あわせて、環境変数 PATH をセットします。

Nokia 7.2 のソースを展開すると、いくつかフォルダが作成されます。その中の Nokia7.2_V1.400/kernel/msm-4.4/ がカーネルのソースツリーです。
まず defconfig します。
make O=out ARCH=arm64 sdm660_defconfig
そのうえで、ビルドを実行します。
make -j4 O=out ARCH=arm64 CC=clang CLANG_TRIPLE=aarch64-linux-gnu- CROSS_COMPILE=aarch64-linux-android- CROSS_COMPILE_ARM32=arm-linux-androideabi-
CROSS_COMPILE_ARM32は不要かもしれません。バージョンによっては必要なオプションらしいです。
いくつかエラーとなる箇所があるので、それを回避して・・・
ビルドできました。Athlon 220G + 16GB メモリの環境で90分ぐらいかかりました。
ここで作成された out/arch/arm64/boot/Image.gz-dtb を使います。Nokia 7.2 を fastboot モードにして USB ケーブルを接続し、
fastboot boot Image.gz-dtb
とすると起動・・・
そう簡単にはいかないですね。ここから進まないです。






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