Japanese Stable CLIP を試してみた

フェルスタッペン不在選手権

2023 年の F1 も夏休みに突入です。前半戦もいろいろありましたが、やはりフェルスタッペンの強さが際立っています。フェルスタッペンだけが別次元だ、と。
では、第12戦終了時点のランキングを、フェルスタッペン抜きで計算してみるとどうなるのか、試してみましょう。
※スプリント、レースのリザルトから、フェルスタッペンを除外して残ったドライバーを繰り上げて順位を決定し、ポイントを振り直しました。また、ファステストラップをフェルスタッペンが取ったレースでは、第 2 位のラップタイムだったドライバーにファステストラップポイントを割り当てています。

ドライバーズランキング

思いの外、順位に変動はありませんでした。そりゃそうですよね、フェルスタッペンはほとんどのレースでトップにいたのですから、全体的に 1 つ順位が繰り上がるだけです。
ですが、唯一変動があったのが角田でした。序盤、何度も 11 位だったのが効いた形です。

そして、順位には現れませんが、大きく変化があったのがこちら。
これはオリジナルのポイントをグラフ化したもの。赤線は、トップのフェルスタッペンの半分のポイントを示しています。2 位のペレスですらフェルスタッペンの 60% 程度。3 位のアロンソからすでに 50% を下回ります。

フェルスタッペン不在選手権になると、ぎゅっと縮まります。6 位のサインツまでが 50% 以内 (少し赤線がずれている気がしますが)。チャンピオン争いも、ペレス、アロンソ、ハミルトンと、それぞれ別々のチームのドライバー 3 人で争うことになりそうな雰囲気。


コンストラクターズランキング

こちらはレッドブルが順位を落としていますが、そりゃペレス 1 人分のポイントだから仕方ありません。ただ、それでもトップのメルセデスからは 100 ポイントも離れていないので、そこまで離されている感じでもありません。
ハースとアルファロメオが入れ替わっていますが、これはハースが数少ないチャンスをものにして大量得点を稼いだのに対して、アルファロメオは複数回入賞しているため、上がり幅が大きくなったのだと思います。



最初は各レースの結果を細かく紹介しようと思ったのですが、最初に書いたとおり、トップが抜けるだけで順位の入れ替わりがあるわけでもないので、あまりおもしろくないな、と思ってポイント結果のみにしました。
それでも、角田が入賞あと一歩のところで惜しいレースを何度も繰り返していたこと、フェルスタッペン以外はとても僅差のレースをしていることを、再確認できたと思います。

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