Japanese Stable CLIP を試してみた

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SAUDI ARABIA 2023

RED BULL

今回も盤石。予選、レースともに信頼性に不安がでましたが、結果的には独走の 1-2 フィニッシュ。しかも、今回はペレスがフェルスタッペンを従えての 1-2 です。
後半、フェルスタッペンが (予定通り) 2 位に上がってきて、果たしてレッドブルの采配が注目されましたが、ペレスがファステストを出せば 5 秒後を走るフェルスタッペンがそれを塗り替える、というのを繰り返す攻防戦。そんな中で、差を詰めさせないペレスの走りが文句なしの勝利だったと思います。

ASTON MARTIN

アロンソは 100 回目の表彰台獲得。それもバーレーンから連続で表彰台。フロントロースタートで、スタートでは先頭を奪ったものの、レッドブルとの差は大きかったです。

それにしても、レース後の審議のバタバタ。開幕戦から2戦続けて、スターティンググリッドの不備とタイムペナルティの消化ミスが、それも別のチームで発生したとなると、単なるミスとは言えない気がします。また、スターティンググリッドに並ぶ写真で、後続の車もグリッドからずれているように見える車がありました。
現在のような、ほんの少しの差が大きな差になってしまうほどハイレベルな戦いになってしまうと、グリッドが少しずれた、ピット作業が 0.2 秒早かったというだけでも、明確なアドバンテージとして扱われてしまうのでしょうね。

さて、セーフティーカー中のペナルティ消化が問題視されたのかと思いましたが、FIA の Official Document から Sporting Regulation を読んでみます。
54) INCIDENTS DURING THE SPRINT SESSION OR THE RACE の 4、b) に以下の記述があります。
ペナルティが知らされたら、そこから 2 周以内にペナルティを消化しましょう、というルール。次の段落には、すでにピットエントリーにいた場合を除き、VSC 手順やセーフティーカーがデプロイされた後にペナルティを消化することはできません、と言っています。
こうなると、アロンソのペナルティ消化に問題があったのでは？となります。
ただ、この b) 段落の最初の行には、「With the exeption of Articles 54.3 a) and 54.3 b) above,」とあります。54.3 a) は a five (5) second time penalty、54.3 b) は a ten (10) second time penalty。この二つを除く、と言っているので、今回のアロンソに出されたペナルティはセーフティーカー中での消化も可能だと言えそうです。
ちなみに、54.3 a) と 54.3 b) 以外だと、ドライブスルーペナルティや、10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティが該当します。
確かに、これらは「レース中にピットに入る」というデメリットをペナルティとしているので、セーフティーカー中の消化は適切ではないと思います。
でも、5 秒や 10 秒のタイム加算ペナルティであれば、セーフティーカー中であっても差はないので問題はなさそうです。
それにしたって、それをレース後になるほど適用が遅れてしまうと、レース展開そのものに影響がでます。ペナルティをレース後に適用できるようになっている現行のレギュレーションは、終了間際にペナルティとなるような事案を想定しての内容のはず。基本的には、レース中に発生したインシデントは、レース中に解消できるようにしないと何かと面倒になると思います。

ARPHATAULI

開幕戦に続き、あと少しでポイント・・・というレース。確かに車のパフォーマンスという点で劣っている中、さらに昨年までのトップ 3 に加えてアストンマーティンがトップクラスに入った、アルピーヌは中段勢上位にいる、という状況では、ポイント圏内にほとんど空きがありません。フェルスタッペンのファステストラップの 1 ポイント以上に、この辺のチームは 1 ポイントが大きな意味を持ちそうです。
9か月後ぐらいに、「あの時が最大のチャンスだったのに・・・」なんてことにならないことを願っています。


この動画を見て知りましたが、どうやらマグヌッセンに抜かれた際に、最終コーナー前で角田は抜かれていたのですね。で、ホームストレートの DRS で抜き返しを狙ったけれどもうまくいかなかった。
車のパフォーマンスが芳しくないのは事実でしょうが、そういう時に数少ないチャンスをものにできるかどうか、というのも重要です。なんだかんだとあと少しでポイントのチャンス、それがこの先も続くかどうか。または、(昨年とは違い) アルファタウリも開発でペースを上げていけるか。いずれにせよ、どこかでポイントを獲得してほしいと思います。

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