Japanese Stable CLIP を試してみた

GREAT BRITAIN 2022

C.サインツ

やっとつかんだ初勝利。シーズン序盤に流れが悪くなりましたが、徐々に取り戻してここまで来ました。ペレスに次いで2番目に長い初優勝までのレーススタート数(150戦目)。デビューはフェルスタッペンと同時だったのですから、大変な道のりでした。
果たして、セーフティーカー時にタイヤを変えるのが正解だったのかどうかですが、結果を見ると「変えた方が正解」だったと思います。
ただ、それを残り14周の時点で確信が持てたか、と言われると「?」だと思います。なので、ハードタイヤのライフが十分と思われたルクレールはステイアウトで、より使い込んでいたサインツはソフトに交換する賭けに出た。
ダブルピットインだと、後ろのサインツはハミルトンの後ろになるのは確実で、そうなると再スタート時にペレスとも争うことになります。さらに今回のメルセデスは強力なレースペースを持っていたので、再スタート時にトップの座を守れるかも不透明。(セーフティーカー時に後ろの車がペースダウンして間隔を開けることの是非は脇に置いておきます)
かといってサインツをステイアウトさせるのは、タイヤのライフ的により困難なので、あの時点でのベストな選択をした (結果的に"フェラーリ"が優勝した) と言っていいでしょう。

周冠宇

なによりも、ケガがなかったことに良かったと思います。
ケガ一つないのはすごい幸運だと思いますが、その幸運を引き寄せたのも安全性を向上させる日々の積み重ねの結果です。ハロは大きな要因でしたが、それ以外も何か一つ欠けていたら、違った結果になったかもしれません。
しかし、リプレイ映像がしばらく出てこないと、何かが起きてしまったのではと落ち着きませんね・・・

L.ハミルトン

昨シーズンまでよく見られた、強力なレースペースが見られた、しっかり戦って表彰台を勝ち取った、今シーズン初のよいレースだったと思います。セーフティーカー出動で分からなくなりましたが、比較的ライフの新しいハードタイヤで終盤どんな追い上げをみせたのか、場合によっては逆転勝利もあったのでは、というレースペースだったと思います。
これで 3 つのチーム、3 つの PU メーカーが優勝争いをするような展開になると、見ている側としては目が離せない展開が続きそうです。


終盤のセーフティーカーに伴う表彰台争い、角田のクラッシュ、ミックの初ポイント、ハースはダブルポイント、ベッテルも後方からリカバリーしてポイント獲得、逆にラティフィはポジション守れず、アルボンも大きなクラッシュと、良いことも良くないこともいろいろあったレースでした。

次は連戦でレッドブルリンク。比較的レッドブルが強いサーキットですが、今年はどうなるかわかりません。まずは無事に終わってほしいということと、それでいて白熱したバトルをまた見せてもらいたいと願っています。

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