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WSL2 では、メモリは動的に、使う分だけ使用されます。ただ、無制限に使い放題にさせてしまうと、ディスクキャッシュなどの Linux 側のメモリ管理との兼ね合いで、メモリが枯渇してしまう問題があるようです。
そういった経緯から、上限が定められています。上限は、Windows 10 と Windows 11 で異なり (正確には WSL のビルド番号)、それぞれ以下のリリースノートから参照できます。
Windows 10
>Linux VM に割り当てられた既定のメモリ容量を、ホスト メモリの80% に調整します
Windows 11
>WSL2 VM の既定のメモリ割り当てを、ホスト メモリの 50% または 8 GB のどちらか少ない方になるように調整します
実際、Windows 10 の端末では物理的には 16GB なのですが、WSL では 12GB 程が割り当てられています。
これを物理メモリ目一杯使いたい場合は、ユーザープロファイル直下 (%USERPROFILE%) に .wslconfig ファイルを作って、以下のように上限にしたいメモリ量を指定します。
ただ、最初に書いた通り、経緯があっての上限だと思われるので、上限を上げる場合は注意が必要です。
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