BAHRAIN 2022

ついに幕が上がった新時代の F1。ハース、アルファロメオが上位に食い込んできたり、マクラーレンが伸び悩んだりと、すこし答えが見えてきたようにも思います。

フェラーリ PU の調子がよさそう、メルセデス PU がもしかして問題あり？ ホンダ PU は信頼性に疑問符か？なんてことも、だんだんとシーズンが進むにつれてさらにはっきりしてくるでしょう。

まずは第1戦が終わっただけです。

Ferrari

ポールポジション、ファステストラップ、優勝に加えて、1-2フィニッシュ、ドライバーオブザデイと完璧な結果。さらに、優勝したルクレールはフェルスタッペンとのバトルの際に、最終的に前に出られるように組み立てる余裕があったり、サインツはポールを逃した、優勝を逃したということで結果に満足していなかったりと、このポジションをあるべき姿としてとらえているように感じます。

少なくとも、前半戦はフェラーリを中心に回りそうな感じを受けます。

Red Bull

予選でフェラーリの後塵を拝し、レースペースでは優位と見られていたのにピットストップでも逆転できない。せめて2位、4位でメルセデスよりはポイントを稼げると思っていたら、最後の最後に2台ともトラブルでリタイヤ。

2台とも燃料ポンプのトラブルでは、と言われていますが、次のサウジアラビアは連続開催です。そこまでに対策ができていないと、序盤で大きく躓くなんてことにもなりかねません。

Mercedes

「テストや予選は苦労したけど、チームのみんなが努力して表彰台を獲得できてうれしいよ」って、なんだかんだそういう結果になるのだろうなぁ と正直テストのときから思っていました。しかし、セーフティーカー明けで 4 位ぺレスをとらえきれず、さすがに表彰台は無理かと思っていたら、最終周にまさかの表彰台が転がり込んできました。

2021年のイモラでも思いましたが、運の良さというか、悪い時でもあきらめずに腐らずに、冷静にできることを最大限やることで、こういう結果を持ち込めるのでしょうね。

レッドブル2台とガスリーの PU がどうなるかは不明ですが、なぜかボッタスが金曜日の時点で新しい CE (Control Electronics) を投入しています。この先の展開も、まだまだ目が離せません。