Japanese Stable CLIP を試してみた

Dell XPS13 (9370)

デルアンバサダーの「小中高校生のお子さま限定パソコン体験モニター」で XPS 13 (9370) を試用することになりました。まずは製品自体を見てみます。
ちょうどよい比較対象があるので、XPS 13 (9343) と比べてみます。

色が違うのですぐわかりますが、ローズゴールドが 9370、シルバーが 9343 です。サイズ感はほぼ同じです。

左側面です。ポート構成が全く違います。9343 は電源ポート、マイクロディスプレイポート、USB ポートがありますが、9370 は USB Type-C が 2 つ。ただ、電源、外部ディプレイ、当然 USB はこの Type-C ポートで兼用します。
バッテリー残量を表示する LED ゲージはそのまま。ステレオスピーカーも同様です。

右側面。時代を反映してか、SD カードスロットは microSD カードスロットになって、こちらも Type-C ポートになっています。これによって、電源は左右どちらからでもさせるようになって便利になりました。
なお、USB Type-A ポートがないと既存の USB 機器が全滅かと思いますが、Type-C を Type-A に変換するコネクタが付属します。

電源ボタン。色の違いが目立ちますが、9343 はボタンに電源 LED があります。9370 は LED がなく、指紋センサーを兼用します。ただ、9370 は本格的に LED がないです。電源が入ったかどうかの区別がわかりづらい (キーボードのバックライトが光ります) と感じました。
ちなみに、9343 のようなブラックはカーボンファイバー、9370 のようなホワイトはグラスファイバーだそうです。カーボンファイバーって電波を通さなさそうですが、アンテナはディスプレイ周辺にあるから影響ないってことですかね。


もう一つの違いがカメラ。9343 の写真はカメラの位置が分かりにくいですが、ディスプレイ左下の角にありました。ビデオ通話とかだと、ちょっと映り方が斜めからになってしまうんですよね。
9370 は画面中央になりました。画面下なのは変わらないので、キーボード操作すると手が邪魔になりやすいという点では変わらないのですが、より正面から撮れるようになりました。
また、9370 のカメラは Windows Hello 対応。写真だと光って見えている、カメラ起動中は赤外線センサー (多分) が点滅します。


キーボードも微妙に変わりました。9343 だと Fn + カーソルキーになっていた Home、End、PgUp、PgDn が独立キーになりました。個人的にはよく使うキーなので、9370 のキーボードのほうが良いと思います。

スペックですが、メインどころはこんな感じ。
9343:Intel Core i5-5200U / 8GB / 256GB SSD
9370:Intel Core i7-8550U / 16GB / 512GB SSD

液晶ディスプレイが圧倒的です。9370 の推奨サイズは 300%。
9343:1920x1080 13.3インチ
9370:3840x2160 13.3インチ

正直、今どきは上位スペックのメリットはそれほどないと思っていました。9343 くらいの、ほどほどのスペックがあれば、そこから上は差を感じるほどの違いはないと。13 インチで 4K 解像度なんて無駄だと。
でも、今回こういうスペックを使ってみて、やはり操作した際のレスポンスや、画面の精細さが明らかに違うことを実感しました。フォントの滑らかさなどは、一度見てしまうとフル HD 解像度では粗さを感じます。(いまだに職場のノート PC だと 1330x768 とかありますもんね・・・)
もちろん、そこにどこまでのコストをかけるか、はまた別の話ですが。
そういう意味では、このような機会を得ることができたことは、とても良い体験になったと思っています。

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