Japanese Stable CLIP を試してみた

Round 4 Spanish

ストラテジー

1つはミディアムを1セット多く用意したメルセデスの用意周到さ。
1つは 1 vs 2 と数的優位に立てているメルセデスの優位さ。
これによって、終盤ハミルトンが2ストップに切り替えても、ボッタスが1ストップを"カバー"することで、万が一2ストップが機能しなかった場合の保険にもなったでしょう。

今のところ、ペレスは今一つレースで波に乗れていないように見えます。イモラのように、予選ではフェルスタッペンをしのぐ走りをすることもあるだけに、さすがペレスと言わせるようなレースを見せてほしいと思います。
まあ、ポルトガルのように無茶な使われ方をすると、なかなかそうもいかないのですが・・・
ペレスでなくても、メルセデス以外の誰かが近くを走っていれば違ったかもしれませんが、今回はノリスも後方でしたしねぇ

フェルスタッペンがスタートで前に出た、メルセデスはミディアムを2セット持っている。そこから、メルセデスはアンダーカットを仕掛けてくるとレッドブルは予想したのではないでしょうか。
ところがなかなかハミルトンは入ってこない。そうこうしてたらコミュニケーションミスでフェルスタッペンがピットインしてしまった。実はもう少し引っ張る予定で、そこでソフトに変える予定だったとしたら・・・
そんな攻めたレース展開も見てみたい気がしました。引き合いに出てますが、2019年のハンガリーも非常に悔しい思いをしましたしね。

if・・・

こんなことを言っても始まりませんが、もし違う作戦だったら結果は違っていたでしょうか?
まず考えられるのが、ハミルトンがピットインした43週目にフェルスタッペンもタイヤ交換すること。残り23周なので、ソフトでも最後まで走り切れると思いますが、この場合2つの懸念があります。
1つはミディアムを履くハミルトンが終盤有利になる可能性が高いこと。
もう1つはボッタスに前に出られてしまうこと。
特にボッタスを抜くためにタイヤを使うことになれば、ハミルトンの追撃に耐えられないでしょう。その間、ハミルトンは後ろでタイヤを休ませておくこともできるでしょうし。

では、最初のピットストップでフェルスタッペンがソフトに交換したらどうでしょう。
つまり、1ストップは諦めて、ソフト → ソフト → ミディアムの2ストップ。
ただ、2スティント目にソフトを履いた時点で2ストップが確定するので、それを見たメルセデスは可能な限りソフトを引っ張って1ストップに持ち込むでしょう。なので、メルセデスよりも後に1回目のピットインができるとよさそうですが、それだとアンダーカットを許す恐れがあり、2ストップを生かせない恐れがあります。
ということは、フェルスタッペンがハミルトンと同じタイミングで1回目のピットストップに入り、ソフトに交換。先頭で復帰して15周から18周くらい走って15秒程度のアドバンテージを作って、新品ミディアムに交換して古いタイヤでペースの落ちたハミルトンをオーバーテイク。
しかし、2スティント目のソフトで1周1秒稼げるだけのアドバンテージがあるかが疑問。また、3スティント目で万が一ボッタスの後ろに戻ることになってしまえば、いくら新品のミディアムでも2台オーバーテイクするのは厳しいでしょう。

いずれにせよ、奇跡の25点を目指して18点、15点となる危険を冒すよりも、18+1点の方がポイントを稼げるという判断でしょう。はたして、この1ポイントが今後どれだけの意味を持ってくるでしょうか?

ボッタス

そりゃねぇ チームメイトがハミルトンじゃ、見劣りするのは仕方ない。確かに、ハミルトンのライバルと言えるような強さは、それほど感じません。
でも、失望するような結果かと言えば、そんなこともありません。
ハマればハミルトンも上回る速さを見せますし、ハミルトンには及ばなくてもランキング2位を確保できるのは、決して車に頼った結果ではありません。
それでも、シーズン途中でシートを失うのでは、なんて報道が出てしまうのも厳しいですよねぇ

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