Japanese Stable CLIP を試してみた

CUDA、cuDNN をインストールする

NVIDIA の GPU を活用するために必須な CUDA と、機械学習ライブラリの cuDNN をインストールします。

まず CUDA をインストールします。winget でもインストールできますが、このあと、PyTorch をインストールする際に CUDA のバージョンが指定されるので、それにあわせたバージョンをダウンロードしてインストールします。
なお、PyTorch が対応する CUDA は、PyTorch のサイト (https://pytorch.org/) で確認できます。2022/12 時点では CUDA 11.6 と 11.7 のようです。

⇒下のほうの「Archive of Previous CUDA Releases」から、バージョンを指定してダウンロードできます。今回は
cuda_11.7.1_windows_network.exe
をダウンロードしてインストールしました。


続けて、cuDNN をインストールします。こちらは、ダウンロードにユーザー登録が必要となります。

こちらは、CUDA のバージョンが 11.x か 10.x でダウンロードするファイルが異なります。CUDA のバージョンにあわせて、11.x 用のファイルをダウンロードします。

cudnn-windows-x86_64-8.7.0.84_cuda11-archive.zip
のような ZIP ファイルがダウンロードできますので、これを展開します。
このように、bin、include、lib のフォルダがあるので、これをコピーして CUDA をインストールしたパス (デフォルトだと C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v11.7) に上書きします。

以上で、cuDNN のインストールも完了です。

CUDA がインストールできているかどうかは、コマンドプロンプトより「nvcc -V」コマンドを実行することで確認が可能です。
このようにインストールした CUDA のバージョンが表示されれば OK だと思います。

cuDNN は・・・インストール先のヘッダーファイルを見たりするこで確認できるようですが、あまり確実な方法なように思えないので、こちらは今後何か問題が出たら確認する、ということにしたいと思います。

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