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M.フェルスタッペン
フリー走行からタイムで圧倒すると、グリッド降格が決まっていながらも予選は Q3 トップタイム。それも2位以下を大きく引き離すタイムを、ソフトタイヤを新品2セットも残してマークしました。
レースでもその勢いは止まらず、新品ソフトでオーバーテイクを繰り返し、ミディアムタイヤスタート勢よりも遅いピットインを済ますと、トップを走るサインツを抜き去り楽々トップチェッカー。
この動画でみてみると、本当に1周目は慎重。接触だけは確実に避けています。単純にゆっくり走るだけでは接触に巻き込まれることもあります。落ち着いて周りをよく見て、見えないところも見通すぐらいの、ある意味余裕があるからこその驚異のドライブでした。
このペースでいくと、18戦目の日本 GP でチャンピオン決定もありそうです。最速だとシンガポールですが、オランダとシンガポールはフェラーリ有利なレイアウトだろうということで、日本までは持ち越されるのでは。
HONDA のロゴはないものの、HRC 提供の PU が日本 GP でチャンピオン決定となると盛り上がりそうですし、期待できそうです。
今回、バタバタのフェラーリも、ペースの上がらないメルセデスも関係ないほど強力だったフェルスタッペン。次はフェラーリ向きと思われるザントフォールドですが、ここでも勝って4連勝とかになったら手が付けられないかもしれないですね。
フェラーリ
最後のファステストラップ狙いのタイヤ交換。結果的にはファステストラップが取れなかったばかりか、ピットアウト時にアロンソに抜かれてしまったり、ピットレーンでのスピード違反のペナルティで順位を落としてしまったりと、ポイントを失うことになってしまいました。ただ、これは結果論だと思います。
しかし、そもそもファステストラップを取れたのか?というのが疑問。ファステストラップには 0.6 秒ほど足りなかったと記憶していますが、フェルスタッペンはだいぶ早い段階で出したラップタイムでした。最終ラップで、DRS も使えた状態で、それでも 0.6 秒足りないとなると、かなり無謀だったのではと思います。そもそも論でいえば、今更 1 ポイント多く獲得したから変化があるか、と言われると微妙なところ。
それなら、こういうことは計算と実際にやってみるのとでは大違いでしょうから、そのすり合わせとして実際にチャレンジしてみるというのも、今後につながる経験になると思います。
つまり、チャンピオンシップという点では、ここから先はほぼ消化試合と言えるでしょう。
まあ、2021年が極端すぎたと思いますが、3月終わりごろに「今年はレッドブルが圧勝する」なんて予想を立てたら笑われてましたよね、きっと。
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