Japanese Stable CLIP を試してみた

Anker Eufy RoboVac 15C


ロボット掃除機を購入してみました。イメージでは10万円近くするモノだと思っていたのであまり興味はなかったのですが、Anker (充電関連だけのメーカーではなくなっていたのですね) のモデルは、機能を割り切って低価格を実現しているようです。
低機能で役に立たないようだと無駄な出費になるわけですが・・・
ただ、使ってみないとわからないので、試しに購入してみました。


結論

便利です。何せ住人が不在になる時間帯に動かしておけばいいので、多少効率が悪くても最終的にキレイになっていればいいのです。今までは週に1,2回しか掃除機がかけられなかったのが、ほぼ毎日掃除機がかかった状態になるので、床の髪の毛やほこりの量が全く違います。
2週間ほど使用して、サイドブラシにひもが絡まって動けなくなったことが1回あったぐらいで、それ以外は掃除をした後に無事に充電器まで戻れています。


開封

外箱はこんな感じ。そこそこ大きさがあります。

箱から取り出すと、本体が鎮座しています。その上に置かれているのが説明書類。

説明書を開くとこんな感じでクイックスタートガイドがでてきます。

まずは充電です。充電台を電源に接続し掃除機をセットすると、本体のランプが赤く光って充電が始まります。
充電台の電源ケーブルはそこそこ長さがあるので、ある程度配置に自由が利きますが、ずれないように壁際に配置することと、後述する通りケーブルが露出しないように極力束ねる必要があります。
(つまり上の写真のような配置はよくない、ということです)

本体を取り出すと、予備部品と清掃用のブラシが入っています。真ん中の袋に入っているのはケーブルタイ。充電台の電源コードをまとめるために使用します。説明書内にも何度も出てきますが、とにかくケーブルは大敵。それは充電台でも同じなので、掃除機が動く範囲のケーブルは、巻き込まれないようにしっかりとまとめておく必要があります。


スマートフォンアプリ

赤外線リモコンが付属しており、手動での掃除の開始、モード変更、充電台へ戻るなどの指示は可能です。ただ、掃除のスケジュール実行をするためには、スマートフォンアプリが必要となります。

アプリを起動すると、まずアカウントを作ります。

アカウント作成後にログインすると、デバイスを追加するよう画面に表示されます。

「ロボット掃除機」を選びます。

購入したモデル、「RoboVac 15c」を選びます。

掃除機がインターネット接続するための無線 AP の設定をします。ぱっと見では SSID を手入力する必要がありそうですが、ネットワーク名の右側にある下向き矢印をタップすると、検出された SSID 一覧が表示されるので、そこから選択することも可能です。

掃除機の電源を入れて、WiFi 接続待ち状態になっていることを確認します。ここのあたりがすんなりといきませんでした。

まず「デバイスが見つからない」となってしまう場合。これは掃除機が WiFi接続待ち状態になっていないためと思われます。掃除機の電源を入れなおす他、スマートフォンの WiFi 設定を開き、掃除機の AP に接続する必要があるようです。

パスワードなしで接続できるのですが、当然この AP はインターネット接続がありません。OS によってはそういう AP の接続を保留することがあるので、そういう場合は別の端末を使うなどしないと難しいかもしれません。本来であれば、掃除機の WiFi 接続待ちを確認するあたりで掃除機の AP に接続すれば設定が進むはずです。

うまく掃除機に接続できていると、このような表示に切り替わります。
(端末を変えたので、ライトモードになってしまいました)

それでも失敗することがありました。この画面は、掃除機がインターネットにうまく接続できないパターンだと思います。なので、インターネット接続用の AP の設定に誤りがないか再確認してみましょう。

正常に接続できると、掃除機に名前を付けることができます。複数登録する場合は、区別できるようにしておいた方が便利でしょう。

完了しました。

登録が完了すると、アプリのメイン画面に掃除機が登場します。ここから、掃除の実行やスケジュールの設定が可能です。

掃除中に何か問題が発生すると、このようにアプリの通知が出てきて知ることが可能です。


掃除の様子

部屋をマッピングする機能はなく、基本的には何かにぶつかるまで直進 > ランダムに方向転換、を繰り返します。そのため、端から順々に掃除していくとか効率のよいことはしてくれなく、狭いエリアを繰り返し掃除していることもあります。
ただ、ランダムさがちょうどよいのか、最終的に部屋の全域を掃除してくれているように見えます (部屋が狭いから、とも言えますが)。
マッピングする機能がないことから、進入禁止エリアを機能的に設けることはできません。とはいえ、ちょっとした障害物を置いておけばいいだけなので、物理的にコントロールすることは可能です。階段のような段差は、落ちないようにセンサーがついているようですが、万能ではないので、なるべく段差のあるところへはいけないように区切っておいた方が確実です。
(段差に対して斜めに侵入すると、センサーで検知できない場合がありそう)

カーペットのような段差であれば、乗り越えていくことが可能です。
ただ、薄目のモノだとサイドブラシでめくりあげてしまい、うまく乗り越えられなくなることがありました。
(上の写真は、緑丸のところをめくってしまい段差と思って引き返してしまったところ)

椅子の足が微妙なサイズらしく、時々ハマって抜け出せなくなります。足と足の間に何度も引っかかって、やっと抜け出せるのを見ると、なぜかホッとする気分になります。

マッピングしないので、掃除する場所を変えることも比較的自由です。それこそ、充電台はそのままにして、違うフロアへもっていって掃除させることも可能です。
ただ、もちろん充電台へ戻ることができないので、掃除が終わった後も充電台を探して部屋中をウロウロしています。軽い気持ちで違うフロアの掃除をさせていて、様子を見に行った時に充電台を探している姿をみて、なぜかかわいそうなことをさせた気分になってしまいました。


ずっと様子を見ているわけではないですよ。別の部屋で作業していて、時々見ているとそういうことがある、という話です。

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