Japanese Stable CLIP を試してみた

Round 15 Russia

L.ノリス

モンツァでリカルドが優勝した際に、自分にもいつかチャンスは巡ってくると言っていましたが早速その時が来た、と思いました。
しかし、終盤の大雨で一気に暗転。あの場面では、トップを走っているとステイアウトがベターと思えるんでしょうね。確かにラップタイムを見ると、ハミルトンがピットに入るタイミングで少しタイムが改善していました。「これ以上は濡れない」と信じたとしても仕方がないと思います。
しかし、マクラーレンは2連勝目前でした。確かにコースとの相性が良かったのかもしれませんが、どちらもしっかりと速さを見せてのトップ快走なので、今後も上位争いに絡んでくるかもしれませんね。

100勝

確かに、途方もない記録だと思いますが、今回より記憶に残ったのがボッタスを捨て駒にしたな、ということ。
予選後のPU交換も、「モンツァで交換したPUは終わってた」とボッタスに言わせていましたが、交換するコンポーネントを調整してフェルスタッペンの前のグリッドになるようにしたと思われても仕方のないポジション。
雨が降り始めるといち早くボッタスをインターに交換。その様子を見てハミルトンに交換を指示。
今年の残りのレースも、こんな感じになるんでしょうねぇ

ペナルティ

なんといっても、一貫性のなさがこういう話題になってしまうんですよねぇ
終盤、ノリスがピットエントリーの白線をまたいだことに対して、ペナルティが出ませんでした。DAZN の中継でもペナルティが出るだろうという前提で話をしていましたし、フィニッシュ直後のアルファロメオの無線ではキミに対して「(フィニッシュは8位だけどノリスにタイムペナルティが出るから) 7位になるはずだ」と伝えています。「ペナルティがでるかもね」的な伝え方ではなく、7位になると伝えているので、明らかにタイムペナルティが出て然るべき状況でしょう。
あれでアドバンテージを得ていないから? でも、本来のルールにのっとって白線をまたがなかった場合を考えると、ドライタイヤでもう一周する必要が出てきたはずです。そうなると、はるかに大きなタイムを失うか、ピットまで戻ってこれなかった可能性の高かったでしょう。それでも、あの白線またぎはアドバンテージがなかったのでしょうか?
十分減速した状態だったから? では十分な減速をしていたかどうかの分かれ目はどこだったのでしょうか?
ノリスもペナルティ覚悟で、でもピットに入らないことには失うものが多すぎたのでやった、確信犯だったと思います。ここはペナルティを出しておくことが、誰にとっても (ノリスにとっても) よかったと思いますけどもね。

スタート直後の2コーナーからの立ち上がりで、アロンソが大きく順位を上げました。オーストリアまでのアロンソなら、あそこは減速してでもコースに留まることを優先したと思いますが、そこで学んだことを最大限活用してポジションアップにつなげました。確かに、今の裁定ならあの動きが最適なんでしょう。
(それを瞬時に判断できるアロンソがすごいと思いますけどもね)

アドバンテージを得ていない、と言ったら、オーストリアの角田だって白線をまたいだアドバンテージなんてなかったと思いますよね。別にピットイン前後で順位を争っていたわけでもないですし。それでも杓子定規に白線またぎでペナルティを出しましたよね。
明文化しづらい、微妙な内容を都度解釈して裁定することに異論はありませんが、明確なルールはよほどの理由がなければ例外を設けるべきではないと思います。

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