Japanese Stable CLIP を試してみた

Round 9 Autsria

5連勝

結構すごいですよね、5連勝。ハイブリッド時代になってからはメルセデスが5連勝するのは珍しくないですが、メルセデスの連敗というと最長でも3連敗。
しかも、この5連勝の中で危なかったシーンといえば、バクーでのタイヤバーストぐらい。
とはいえ、ずっと勝ち続けるわけでもないので、例えば次のシルバーストーンは落としても、その次でまた勝負をかけられるレースが続けば、十分チャンピオンシップが見えてきます。
今シーズンはレッドブルもホンダも、1 つ勝つたびに「23 レース中、まだOOレース終わっただけだから」と言い続けているように思います。2 年前は 1 つ勝つだけで涙が出てきましたが、今は現実的にチャンピオンシップ争いをしている雰囲気になっていると思います。
そういう雰囲気であることが、これからに期待を持たせてくれると思います。

G.ラッセル

予選 Q2 を突破するばかりか、ミディアムで突破したうえに Q3 でも 9 位獲得 (ベッテルのペナルティで 8 番グリッドからのスタート)。
ついにポイント獲得か、と思いきや、最後の最後にアロンソに抜かれて万事休す。
今回はほんとにあと一歩だったと思います。

ペナルティ

こういうことが毎回話題になってしまうのも残念な気がします。
今回はノリスに出された 5 秒ペナルティと、ラティフィはピットレーン入り口の白線を踏んでもペナルティにならなかったことが話題の中心 (同じペナルティを 2 度受けた角田も話題になっていますが、それはペナルティ自体の話題ではないと思うので・・・)。そういえば、アロンソのアタック妨害を取られたベッテルもでしたね。
確かに、機械的に判断するのではなく、状況を見て判断することは悪いことではないと思います。ただ、今はそれのよくない面ばかりが表面化しているような状態だと思います。
PU は 2014 年から、車体も 2017 年から大きく変更されていない今年は、チーム間の性能差も小さくなり、各ポジションの争いが非常に僅差です。そのため、予選の時の場所取り次第で Q1 落ちから Q3 進出までどちらに転んでもおかしくない状況のときもあります。そうであれば、少しでもよいポジションを得ようとするのは仕方のないこと。
そういう意味では、土曜日の朝に出されたという 9 から 10 コーナーの間では不必要に遅く走らないように、という指導をしていたにもかかわらず、それを無視して警告止まりだったドライバーたちと、それを守って結果的にアロンソのアタックを妨害し、自身のアタックを犠牲にするしかなかったベッテルにペナルティが課されるというのは、公平とは思えません。
そのアロンソも、スタート直後の 1 コーナーでトラックリミットを守った自分が損をした、という発言をしています。そうなってしまうと、次はアロンソもトラックリミットよりも自分のポジションを優先するかもしれません。
ペナルティを出すということで、レース結果に大きく影響を与えることができるだけに、適切な運用がなされることを願います。

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