Japanese Stable CLIP を試してみた

NEC WG2600HP4 購入

無線 LAN のアクセスポイント (AP) として、2013年に購入した NEC の Aterm WG1400HP を使用していました。木造住宅ですが、同じフロアにいても隣の部屋ですでに電波が弱まってきて、別のフロアへ移動するとまったく届かない状態でした。
一応、メインの部屋では使えていたのでそのままにしていましたが、接続機器が増えてきたからかだんだんと通信が不安定になっている様子がありました。
AP だけの問題かどうかはわかりませんが、まずは AP を交換して様子を見てみたいと思います。


購入前に検討したこと

メーカー(ブランド)

以前は NEC の Aterm で確実といった感じでしたが、最近では海外メーカーも含めいろいろ候補に出てきます。WG1400HP は購入当初から少し不満があったのですが、このモデルは性能よりは価格重視で購入しました。少し性能よりに倒して検討することで改善する点もあると思い、結局その辺の様子を知っている NEC の Aterm から選ぶことにしました。

対応規格

Aterm の製品一覧は以下サイトにあります。
今だと、Wi-Fi 6(11ax) 対応か、Wi-Fi 5(11ac) 対応かで分かれそうです。今後は Wi-Fi 6 が普及してくるのかもしれませんが、今のところ手持ちに Wi-Fi 6 対応機器がなく、それでいて Wi-Fi 6 対応 AP は販売価格も高いため、今回は Wi-Fi 5 対応製品から選びます。

性能レンジ

アンテナ数や対応機能などでいろいろあります。接続機器が増えてきたことが現状の原因の一つと考えているので、アンテナ数が多い方を選ぼうと思いました。
また、メッシュ中継機能に対応している製品であれば、今後さらに接続機器が増えてきた場合にも対処が可能になりそうです。

購入したもの


https://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wg2600hp4/
WG2600HP4 を購入しました。Wi-Fi 5 対応製品内で上位クラスのモデルです。
なお、amazon.co.jp では WG2600HP4 の取り扱いがなく、WG2600HM4 を販売しています。Aterm の製品一覧には HM4 なんて型番は存在しないのですが、どうやらメッシュ中継機能が省かれたモデルっぽいです。
HM4 の方が価格が安いということもなかったので、今回は amazon ではなく HP4 を販売している店舗で購入しました。

購入した後に検討したこと

ルーター vs ブリッジ

現状では WG1400HP をブリッジモードで使用して、HGW をルーターにしています。設置場所の都合上、AP をルーターにしてしまうといろいろと不都合があるのでこの構成。
WG2600HP4 は DS-lite 方式の IPv4 over IPv6 に対応しているのですが、ブリッジモードだとこの機能は使えません。現状の DS-lite の実現方法が少しやっつけ作業だったため、WG2600HP4 にすることでそれを解消できると嬉しかったのですが、そのためにはルーターモードで設置しなければならなさそうです。

いろいろな不都合を受け入れたうえで WG2600HP4 で DS-lite を実現するためにルーターモードにするか、ブリッジモードで現状通り、DS-lite も現状のままにするかの2通りで迷いましたが、とりあえずブリッジモードにすることにしました。
もし現状の DS-lite で問題が浮き彫りになるようでしたら、WG2600HP4 の DS-lite を使うことも視野にいれようと思います。

既存の AP と同じ SSID にするか、別の SSID にするか

移行が楽という意味では、同じ SSID 一択。ただ、WG2600HP4 は「バンドステアリング」という機能で、2.4GHz/5GHz を自動的に切り替えて使用することが可能になっています。
それによって、2.4GHz/5GHz で SSID は共通のものを使用します。
今まではそれぞれ異なる SSID を使用していました。どうせ共通の SSID に変更するのであれば、移行の際の設定は手間ですが今までとは異なる SSID を使用することにしました。

設置(置き換え)

ネットワークにつなげる前に、単体で起動して SSID の設定等を済ませました。初期値の SSID や管理画面にログインするためのパスワードは、本体裏のラベルに印刷されています。
設置自体は WG1400HP を撤去して、同じ場所にそのまま置きました。大きさもほぼ変わらなかったです。
WG1400HP は AC アダプタの先にケーブルがあるタイプでしたが、WG2600HP4 は AC アダプタを直接コンセントに差し込むタイプです。コンセントの配置によっては挿しにくいかもしれません。
あとはひたすら端末の無線設定を切り替えていきます。
なお、ブリッジモードにすると、WG2600HP4 自体も DHCP で IP アドレスが割り振られます。そのため、xx.xx.xx.210 の IP アドレスでは管理画面を開くことができません。
DHCP サーバーの払い出し情報を参照するか、スマートフォンで「Atrem スマートリモコン」アプリを使用することで、IP アドレスを調べることが可能です。
(Aterm スマートリモコンは、WG2600HP4 の Wi-Fi に接続している端末からのみ確認が可能です)

感想

電波が届く範囲は明らかに広がりました。通信速度も向上しています。メーカーによると大体18台ぐらいの機器が想定の接続機器らしいので、それを上回る場合はメッシュ中継器を買い増して対応することを検討しようと思っています。
といってもすでに12台。まだ設定変更していない、接続予定のある端末があと3台はあるので、そんなに余裕はないかも。

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