Japanese Stable CLIP を試してみた

CAF とは

カーネルのビルド方法などを調べていると、時々「CAF」という単語を見かけます。これは Code Aurora Forum のことらしく、Qualcomm が運営元、のよう。SnapDragon をはじめとする、Qualcomm 製 SoC のオープンソース開発の場のようです。
なので、カーネルをビルドするときにも CAF の成果を流用することが可能です。

そのための、スクラッチからカーネルをビルドするときの手順が xda にまとめられていました。
基本的な流れは、
  1. ベンダー提供のカーネルソースを入手し、展開
  2. CAF のカーネルリポジトリを取得
  3. best_kernel スクリプトで、ベンダーのカーネルソースにより近いタグの CAF カーネルを探す(※)
  4. best_kernel で見つけたソースに、ベンダーのソースを上書きしてビルド
こんな感じ。もちろん、4.の段階で必要に応じてパッチを当てたりすることも可能。
注意点として、xda にも書いていますが、※の best_kernel はものすごい時間がかかります。コーヒー淹れるなんていうレベルじゃなかったです(自分の環境では)。
xda の例のように「best_kernel "*sdm660.0"」と実行すると、sdm660.0 が名前に含まれるすべてのタグのソースと、ベンダーのソースを比較して、差異を調査するのだからもう延々とストレージを読み書きしています。
自分の環境では、
この出力を得るのに丸2日(ほぼ48時間)かかりました・・・

まあ、それほど再実行する必要のないプロセスであるのが救いですが・・・


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