Japanese Stable CLIP を試してみた

F1 Full Race Replay

ついにグランプリも再開が近づいてきましたが、F1 は YouTube で過去のレース映像を無償公開してくれていました。
80年代、90年代のレースを見て懐かしんだり、00年代の徐々に近代化してきた雰囲気を改めて感じたりと、結構楽しんでます。HD化してる10年代からは、文字情報なんかも含めて、やはり時代が変わった感じがしますねぇ
そんな中で、個人的に印象深いレースベスト3です。

第3位:1996 Monaco GP

チェッカーフラグを受けたのはたったの3台、完走扱いでやっと7台。史上最少記録となっている1996年のモナコ。次から次へとトラブル、クラッシュが発生。現代よりも完走台数は少なかった時代とはいえ、ここまでリタイアするのは珍しい。
優勝したのは、リジェ・無限ホンダを駆るオリビエ・パニス。完走さえすれば、まさに誰が勝ってもおかしくないレースでしたが、そういうときに生き残る強さも偉大です。

第2位:1998 Belgian GP

スタート直後に10台以上が絡む多重クラッシュ。赤旗再スタートで今度はポイントリーダーのハッキネンがスピンして0週リタイヤ。シューマッハー独走かと思いきや、周回遅れのクルサードをラップダウンする際に激しく追突。故意にやったと思って?激怒したシューマッハがマクラーレンのピットへ詰め寄るという大荒れのレースを制したのは、デーモン・ヒルが駆るジョーダン・無限ホンダでした。
レース後のエディ・ジョーダンの喜びっぷりがとても印象的でした。

第1位:2019年 Austrian GP

まだ記憶に新しい、そして 2020 シーズンの開幕戦となるであろう、レッドブルリンクでの昨年のレース。スタートでの失速に落胆し、ペースが上がり始めてベッテルをオーバーテイクしたあたりから期待が膨らみ、終盤の「エンジンモード11、ポジション5」の無線に痺れ、表彰台でホンダのエンブレムを指さした仕草に感激し、まさかの田辺TDがコンストラクター代表で表彰式に臨むというサプライズが詰まったレース。
結果は知っているのに、フェルスタッペンの無線が放送されると思わず耳を傾けて、あの無線がかかると改めて興奮しますね。


意図してたわけではないのですが、すべて(無限含む)ホンダエンジンが優勝したレースですね。
2012年のバレンシアや2005年の鈴鹿、1986年のアデレードなんかも良かったのですが、ベストは上記の通りにしました。
そして、個人的にまた見たいと思うレースを、同じように3つ考えてみました。


・1991 Brazilian GP

なかなか地元で勝てないセナが、ついに優勝したレース。
でも、終盤になってギアボックストラブルが発生し、6速ギアのみで走るという神業。フィニッシュすると無線で雄たけびを上げ、精魂尽き果てて車から出ることすらできずにいるセナを見て、とても感動したのを覚えています。

・1995 Canadian GP

レース自体は、トップ独走してたシューマッハがトラブルでピットイン。2番手を走っていたドライバーが棚ボタで優勝。それだけです。どんでん返しといえばそうですが、トラブルで勝者が入れ替わるのもねぇ と普段なら思うところですが、優勝者はジャン・アレジ、フェラーリ、カーナンバー27、ジルビルヌーヴサーキット、待ちに待った初優勝(この時はわかりませんでしたが、結果的には唯一の優勝)。
アレジにはもっとよい結果も出せたのでは、と思いますが、それにしても印象的なパフォーマンスを見せてくれ、人気があるのがよくわかります。

・2008 Brazilian GP

2008年シーズンはまれにみる大混戦。チャンピオン争いもレースごとに状況が変わっていき、まったく展開が読めませんでした。
そんな中、最終戦ブラジルではハミルトンとマッサの2人にチャンピオン争いは絞られました。マッサは優勝が必要、ハミルトンは4位に入ればチャンピンという状況で、予選はマッサがPP。ブラジル出身のマッサは、大観衆の後押しを受けてチャンピオン獲得へ向けて好発進でした。
決勝は雨がらみで状況は大混乱。順位が目まぐるしく入れ替わるなか、マッサはトップでチェッカーを受けて逆転チャンピオン、かと思いきや、後ろを走るハミルトンが最終ラップの最終コーナーで1台抜いて、逆転の逆転でチャンピオンを獲得しました。
表彰式でのマッサの仕草は、今見ても涙がでます。

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