Japanese Stable CLIP を試してみた

Gentoo を gnome3 にアップデート

ご存知の通り、compiz 関係が mask されてしまったので、未だに ~amd64 な gnome3 にアップデートすることにしました。
手順は gentoo の wiki に従います。

まずは compiz を削除。
emerge -C x11-plugins/compiz-plugins-unsupported x11-wm/compiz-fusion \
 x11-plugins/compiz-plugins-extra x11-themes/emerald-themes \
 x11-libs/compizconfig-backend-gconf x11-libs/compiz-bcop x11-wm/emerald \
 x11-plugins/compiz-plugins-main dev-python/compizconfig-python \
 dev-libs/protobuf x11-apps/ccsm x11-apps/simple-ccsm x11-wm/compiz \
 x11-libs/libcompizconfig x11-apps/fusion-icon

次に /etc/portage/package.keyword に上記 wiki にあるリストを追加。

profile を gnome に変更(もし gnome 以外に設定されていた場合)。
eselect profile set ~

で、emerge・・・の前に、このままだといろいろエラーがでるので、少々修正。
まず、extras と fallback を無しにする。/etc/portage/package.use に以下を追加。
gnome-base/gnome -extras -fallback

さらに、/etc/portage/package.keyword に以下を追加。
=x11-libs/gdk-pixbuf-2.26.1 ~amd64
=dev-libs/gobject-introspection-common-1.32.1 ~amd64
=dev-libs/gobject-introspection-1.32.1 ~amd64
=dev-libs/glib-2.32.1 ~amd64
=dev-libs/libnl-3.2.7 ~amd64

さらに、いっぺんに merge することが出来ないのか、一部のパッケージを先に手動でビルド。
emerge -1 gobject-introspection pango glib gnome-keyring gdk-pixbuf libgnome-keyring
emerge -1 gtk+

ここまできて、やっと gnome をビルド。
emerge -av gnome

ビルドするのは
 94 packages (26 upgrades, 60 new, 8 in new slots, 2 uninstalls), Size of downloads: 126,945 kB
と表示されました。

しかしこれで終わりません。ビルドが終わったら、メッセージを読み、必要に応じて revdep-rebuild を実行します。

ビルドが終わり、再起動してみると GDM が起動しません。「Could not update /var/lib/gdm/.ICEauthority」と表示されてしまいます。
これは、GDM の起動権限が変わった (root ではなく、gdm ユーザーで GDM が起動する?) ため、/var/lib/gdm ディレクトリ内のファイルに書き込めなくなるようです。その為、
chown -R gdm: /var/lib/gdm
と実行すると、GDM は起動しました。

ログインすると、今度は「failed to load session 'gnome'」と表示されます。これは
emerge -1 natification-daemon
で直りました。同時に、アップデートされてなかった gnome-panel も手動で更新しました。

これで gnome3 が起動した・・・けど、結局ビデオドライバがちゃんと動作していなくて、gnome-shell は起動せず。こういうときに、AMD のチップは面倒ですなぁ。
その辺はまたの機会に持ち越しです。

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